ants Website祝リニューアル!

ants Website祝リニューアル!


antsのWebsiteをリニューアルしました

年末の忙しい中ではありますが、antsのWebsiteがあたらしくなりました。

ところで「antsのWebsiteがあたらしくなりました」と言うお知らせを、これまでにも何度か書いてきました。でも今回は、それも「これで最後にしたい」という気持ちでつくりました。もちろん、これまでのホームページもどれも気に入っています。ただ、正直に言えば、プロセスのどこかで自分の中に少しだけ妥協がありました。

今回は、それをゼロにしたかった。嫌われてもいいから、とことん言う。遠慮せずに向き合う。そう決めて、このプロジェクトを完遂させました。普段は受注者側にいることが多い自分が、発注者としてどうプロジェクトと向き合ってきたのか。そんな話を、少し振り返ってみたいと思います。

受注者と発注者の「見えている世界」のズレ

普段、自分は Creative Director として、テレビCMなどの映像の企画・ディレクションをしています。特徴として、「はじめてのCM制作」のご依頼をいただくことがとても多いです。発注元のクライアントさんは「不慣れで当たり前」なので、プロセスごとに丁寧に説明し、ケアしていきます。それでも現場では、

「それは今さら言われちゃうとキツいです…」
「いや、それは今後ブラッシュアップされていくから大丈夫です…」

と、内心思ってしまうようなご意見を、たくさんいただきます。特に「今さら言われても」「先に言ってよ」は、antsの社員の口からもよく出てくる言葉です。修正するには手戻りの負荷がかなり大きいこともあります。

でも、しょうがないとも思うんです。自分たちはCMを何百本もつくってきて、制作工程を当事者として熟知している。けれど、はじめてのお客さんに、その感覚が理解できるはずがない。もちろん事前に説明はしています。ただ、専門用語がたくさん並んだ説明が、100%理解されていると思うのは、やっぱり驕りだと思うのです。だから、実は難易度の高いオーダーでも、熟練の工夫で強引になんとかして、何事もなかったように、サラッと笑顔で解決してきました。

そんな想いを普段からしているからこそ、逆に自分が「発注者」の側に立ったときには、Web制作会社の方々には同じご迷惑はかけまい、とこれまでは考えていました。だからこそ、遠慮もしてきたし、妥協もしてきたのだと思います。

加えて、「それは後でやるから大丈夫です」と言われれば、少し萎縮してしまう。ちょっと気になる点があっても、「プロがこれで良いと思っているなら、きっとこれで良いんだろう」と、自分に言い聞かせて流してしまっていました。でも、言えなかったことは、ずっと後まで心残りとして尾を引くことも経験として知っています。

そして、自分自身にそうした経験があるからこそ、クライアントさんには「気になる点は、小さなことでも全部言ってくださいね」と、いつもお伝えしてきたのです。だから、今回は気になることは全部言おう。恥をかいても、多少迷惑かけちゃっても、妥協せずに言うことが、結果としてプロジェクト全体にとってプラスになる。そう信じて、このリニューアルをスタートさせました。

完成してからが、スタートです

プロジェクトは、以前からその他の仕事などでもお世話になっているRe:designさんにお願いしました。これまでは「自分が良いと思ったプロに頼んでいるのだから」とお任せしてきた部分もありましたが、信頼している方だからこそちゃんと言おうと思いました。

また、ホームページのプロジェクトとは別に、antsのコーポレートブランディングのプロジェクトも同時進行で動いていました。ブランディングをお願いしている本居さんにデザイン全般を見てもらうのがよかろうと考え、結構な手戻りが発生しちゃうタイミングではあったかと思いますが、ホームページのプロジェクトにも入ってもらい、意見をもらうことにしました。

これも、正直、自分が受注側だと嫌なパターンです。進んでいたところに、後から詳しい専門家が入ってきて、アドバイスという名の横槍が入る状態。でも、自分としては、ホームページ制作素人の自分には見えていない部分を拾ってもらえたり、専門用語も的確に返してくれて心強かった。Re:designさんも、正直やりにくい部分はあったと思いますが、「おかげさまでグッと良くなっています」と前向きに受け止めてくださり、感謝しかありません。今後は、自分も受注側のときに、このパターンをもっと前向きに受け入れなくてはと反省しました。

予定よりも公開タイミングは後ろ倒しになってしまいましたが、結果として「現時点のantsとして悔いのない」ものができあがりました。ただ、企業のホームページを見ていると、凝ったものは作ったけれど、そのまま更新されず、活かしきれていなくて、もったいないなと感じることが多々あります。ホームページも広告と同じで、作品ではなく何をコンテンツとして伝えて行くかが大事。作って終わりではないはず。

ここからがスタートです。作ってもらった土台に、然るべきコンテンツを載せ続け、この場所から仕事の相談や出会いが生まれてはじめて、このプロジェクトは成功だったと言えるのだと思います。それは、自分の宿題として、ここから運用を頑張ります!

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