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「好きなことを好きだと言えること」が大事
日々、antsを助けてくれる「antsのなかまたち」を紹介するインタビューです。今回はantsがCMの監督として、とってもお世話になっている映像監督のチェンコ塚越さんにお話を聞いてみました。antsを舞台にしたショートドラマを撮影してもらったり、監督もサポーターである川崎フロンターレをいっしょに応援したり、CM制作の仕事以外でもつながりの深い仲間です。(2025年4月1日に公開されたnote記事の再掲になります)
CM監督の仕事とは?

例えば映画監督とか、一般に言う「監督」の役割は画面の中のアウトプットの責任者だと思います。要するに世の中の人にどう伝わるのかを考えるのが「監督」の役割ですが、CM監督の場合は少し立ち位置がちがいます。
CMをする商品があって、クライアントさんがいて、代理店さんがいる。それぞれの間にはちょっと不思議な関係値があって、そのすべてをうまくまとめながら良いものを提案する人と言うのが僕のCM監督に対する認識です。スタッフと対話するための映像のテクニカルな部分も必要だし、代理店さんやクライアントさんの意見を吸い上げて映像に反映させることも必要。いわゆるバランス力みたいな特殊技能的な専門能力が必要なポジションです。
あとは尺(秒数)が特殊ですよね。最近は長い尺の映像も増えたけれど、CMは15秒/30秒に収めなければいけない。ここには特殊なテクニックがあると思っています。すみません、尺にはまりませんでしたは、許されないからね(笑)
CM監督を目指したきっかけは?
映画やMVが好きでと言う人が多いと思いますが、僕の場合はちょっと違います。美大出身で、なんでもやりたがりな性格なので、イラスト描いたり、CGやってみたり、面白いことはなんでもやってました。
そんな中で、CMの世界に興味を持ったのは、後の師匠となる中島信也さんとの偶然の出会いですね。当時、中島さんが僕の通う多摩美に外部講師として「広告映像コース」に教えに来ていました。その時は広告なんて1ミリも興味もなかったのですが、たまたま広告好きの友達が「中島信也さんが来るぞ!!」と。「誰それ?」と言いながらついて行ってみたら「この人面白いな!」と。短い秒数の中で色々な表現をするのが、なんでもやりたがりの自分に良いかも!と思いましたね。
そこから広告の授業を受けてみたり、専門誌を読み漁って広告の知識を入れて、東北新社さんに内定をいただきこの世界に入りました。
この映像が、僕のデビュー作です。AdFest’ 06 Short Film Sessionというイベントで、世界中の若いディレクターたちが集まって、テーマに沿って映像を作ってみんなで見るというイベントでした(その時のお題は”WHATS NEXT?”) 。
拍手がすごく集まって、外国の人たちも自分の作品を笑ってくれたり認めてくれたりするけれど、言葉の壁のせいで「自分の言葉で話せない」もどかしさを痛感しました。それがキッカケで東北新社さんを辞めて、アメリカに行きました。

CM監督の1番の醍醐味は?
撮影現場はやっぱり楽しいよね。現場で生まれる融合みたいなのが好きなので、役者を撮影するのが好きですね。紙の上でコンテを考えている時間はひとりぼっちだけど、現場に行くとみんなと意見を出し合ったりして作れるから、自分が持っている引き出しだけじゃなくて、現場で生まれる新しい融合(スタッフたちからのアイディア)は、自分が想像してたことを超えてくる楽しさがあるなと思っています。
antsを舞台撮影した縦型ショートドラマ「CMのPMのCM」は、ストーリー重視で香盤もすごいカツカツだったから1カットずつにかけられる時間は少なかったけれど、だからこそみんなで意見を出し合って工夫したりと楽しい現場でしたね(笑)
▼チェンコ塚越監督に制作してもらったantsが舞台のショートドラマ「CMのPMのCM」(全6話)は、この記事のいちばん下にリンクを貼っています。是非チェックしてみてください!
antsの印象はどう思いますか?

一言で表すと、「とにかく元気で明るい!」だな。そして、これはすごく大事なことだと僕は思う。北尾さんや今西さんの人柄もあると思うけど、どんな仕事環境を作れるかって、やっぱり大事だよなぁって、antsさんと仕事をしていてあらためて思いました。
千鳥さんに出てもらったWINTICKETさんのCMや、今回の「CMのPMのCM」にも出てもらったかいばしらさんのCMデビュー作にもなったOPENWORKさんの仕事が特に印象に残っていますね。
CM監督になりたい!という若者にアドバイスを
もちろん映像が好きだと言うのは前提だろうから、例えば「CMをたくさん見た方がいいよ」なんてことはわざわざ言わなくてもみんなやっていますよね。僕が思うには、このCM監督の仕事は、多くの人と関わる職業で「人が何を言ってるかをしっかり理解して、それを別の人に伝える」という場面が多く発生する仕事。だから、人とコミュニケーションを上手に取れるようになった方が良いと思いますね。仮にコミュニケーションのずれが生じちゃうと、それが作品にも大きく影響が出てしまうので。
あとは、「好きなことを好きだと言える」ことが大事。これを研ぎ澄ませていくことで、ディレクターとしての個性が研ぎ澄まされると思う。例えば服とか漫画とか、映像以外のことが意外と重要なんじゃないかな。映像だけに限らずいろんなことに興味を持って、たくさん遊んだらいいと思う(笑)
それから、僕はどこかで人と違うことをしないとレベルアップできないという想いがあったから、常に人とちがう道を選んできたかな。選ぶのは根拠のない自信だけど(笑)
チェンコ塚越 / Chenko Tsukagoshi
1979年生まれ。多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒業。映像ディレクター・映画監督としてミュージックビデオやWeb CMを手がける。2020年には『MAN WITH A MISSION THE MOVIE -TRACE the HISTORY-』初の長編映画監督作品が公開。 日本国内外全ての案件をメジャーな作品にし、 世の中にアウトプットする事ができる映像監督。 今までに手がけた映像作品は300本以上になる。





