普段私たちが何気なく見ているCMや映像。でも、その“自然に聞こえる音”がどう作られているか、考えたことはありますか?

実はその裏側には、映像に合わせて音を調整し、作品として完成させる「MA(エムエー)ミキサー」の仕事があります。今回は、録音から仕上げまで幅広く関わる株式会社Stepのミキサー熊谷さんにインタビューしました!(熊谷さんの所属するStepさんのサイトは↓↓)

今の仕事に至るまでの経緯をおしえてください

今いる会社に入ってからですね。それまでは全く知らなくて。もともとは音楽のレコーディングエンジニアに興味があって、それを学ぶために専門学校に行っていました。

就職活動の中でインターンみたいな形で今の会社に来て、そこで初めて「MAという、映像に音をつける仕事があるんだ」ということを知りました。

最初は音楽がやりたくて専門学校に行ってたんですけど、業界的になかなか狭き門で…学校に来ていた求人の中で、友達が行くから一緒に行かない?みたいな感じで入社したのがきっかけですね。

なので、MA(エムエー)の知識に関しては、基本、全部ゼロからでした!最近の学生さんみたいに「MAをやりたい」って入社したわけではなくて、社会人になって就職してからMAとは何かを知って、学んでいった感じです。

MAとは具体的にどんな仕事ですか?

MAは和製英語で「マルチオーディオ(Multi Audio)」の略なんですけど、映像に関わる音周りの調整をする仕事です。

撮影で録音してきた音や声を、編集された映像に合わせて整えていきます。例えば、ピンマイクやガンマイクで録った音を使って、使える・使えないの判断も含めて全部、聞きやすいように調整していきますね。

***プロに整音のテストをしてもらいました!実際に聞いてみてください。整音をする前とした後の聴きやすさの違いを比べてみてください。※iPhoneでの声収録、Protoolsでの簡易整音***

撮影現場から仕上げまでの役割は?

撮影現場では、基本的には2人1組で行動します。ざっくり言うと、1人はマイクを持って演者に向けて収音する人、もう1人はレコーダーでその音を聞きながら判断する人です。レコーダー側は「この音はCMにちゃんと使えるか音かどうか?」を全部判断していますね。

撮影で録った音は全部バラバラのトラックで記録されています。それを編集データと合わせて、映像に同期させながら調整していきます。例えば出演者が3人いたら、それぞれ別トラックで収録されているので、Aさんの声だけを調整する、みたいなこともできます!

テレビCMやYouTubeなど、媒体によって音の違いはありますか?

実は媒体によって音量の規定があります。例えばテレビCMは「この音量で納品してください」っていう基準が決まっています。テレビを見ている人がCMごとに音量がバラバラだと急に音が大きくなったり小さくなったりなど不快になってしまうので、統一されているんです!

一方でYouTubeは明確な規定がないので、他の動画に負けないように、なるべく大きくすることが多いですね。

良いMAの重要なポイントは?

「自然に聞こえること」ですね。あるCMが違和感なく見れている時点で、それはちゃんと作られている証拠だと思います。逆に言うと、バレないことが一番大事です。このバレない音こそが自然で「良い音」なのだと思います。

駆け出し時代に大変だったことは?

もう全部ですね(笑)当時は作業にめちゃくちゃ時間がかかって、1分のものを作るのに1分以上かかるのが当たり前でした。今は10秒で終わるような作業でも、当時は全部手作業だったので、尺に対して倍以上時間が必要だったなと。

それでも、できなかったことがだんだんできるようになってきて、撮影もMAも仕上げまで全てできた時に、「やっと同じ土俵で仕事できたな」っていう達成感がありました!

MAミキサーを目指す人にひとこと

MAミキサーを目指したいと思ったら、例えばCMなどの作品を見ながら「この音はどういう意図でついてるんだろう」って考えること、そういう視点を持つことが大事だと思います!

そして、好きじゃないと続かない仕事だと思います。僕も最初からやりたかったわけじゃないですけど、
やっていくうちに好きになって続いています!!大変なことは多いですけど、続けていれば「やっててよかった」と思える瞬間は絶対に来ると思います。

antsはどんな会社にみえますか?

本当にいい会社だなって思います。明るい会社で、みんな優しく接してくれるし(笑)企画から制作、ポスプロ(編集)まで全部が1箇所でできるのは強みですよね。いつも来るのが楽しみになる会社です!

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